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森のどうぶつクリニック

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犬と猫のお口トラブル④~歯みがき~

こんにちは。西葛西の森のどうぶつクリニック、院長の森です。4回にわたって主に歯周病に関わる部分をまとめてきましたが、今回が最終回、テーマは歯みがきです。歯はみがきができるようになるまで、とても大変かと思います。慣れるまで数カ月かかることもありますが、それが普通なんです。焦ってしまい少し無理にしてしまうと上手くいかないことが多いです。犬猫さんも慣れるように頑張っていますので、少しずつ進めていきましょう。歯みがきの時間が、犬猫さんと飼い主さんにとってコミュニケーションのとれる「楽しい時間」になるように、今回のブログが参考になれば嬉しいです。

歯みがきを始める前に

・歯磨きすることが「楽しい」ことだと教える!

・ごほうびをつかいましょう!

歯みがきの時間も、ごはん・おやつの時間や散歩の時間、なでられる時間といった飼い主さんとの「楽しい」時間だと教えることがとても大切です。そのためにごほうびを上手に使っていきます。ただ、ご褒美と言っても特別なものでなくても大丈夫で、普段食べているフードや歯みがきペーストを使用することもできます。

歯みがきの仕方

だいたい同じではありますが、犬・猫さんそれぞれ分けてまとめていきます。文章だとわかりづらいところもあると思いますが、病院で冊子をお渡しできますのでスタッフまでお声がけください。

ワンちゃんの歯みがき

ステップ1:口やマズルを触られることに慣らせる歯ブラシはまだ使わない!)

そもそも口を触られるのが嫌な子も多いです。歯周病になり痛み・違和感があるとなおさら触らせてくれません。そこでまずはお口を触られるのに慣れる練習です。

①食べさせながら口を触ることができる

1.フードなどを数粒手で握りますが、がっつり握るのではなくワンちゃんが舌でごはんを取れるよう少し隙間ができるようにやさしく握ります

2.少しずつ食べてもらっている間に、もう一方の手で口やマズルを触ります。大人しく触らせてくれたら褒めてごほうびをあげます。

3.慣れてきたら触るだけは無く、唇をめくる練習も行います。口を触られることを気にしなくなったら、②へ進みます。

POINT:最初はスローペースで始めましょう。嫌がり始めたら無理をせずにやめましょう。常にほめ続けましょう!

②「食べさせながら」でなくても口を触ることができる

1.ごほうびを握っておく

2.「待て」合図を送る

3.反対の手で唇をめくる

4.嫌がらず触らしてくれたらごほうびをあげる。これもできるようになったら③に進みます

POINT:口を触ったり、マズルをつかんだりした時に、嫌がって頭を引く場合があります。その時はごほうびはあげないようにしましょう。頭を引くこと=いいこと、と勘違いしてしまう場合があります。最初は一瞬でもいいので触らしてくれたらごほうびをあげましょう。

③指で歯や歯肉に触られることに慣らせる

歯ブラシを使用する前に、飼い主さんの指で歯や歯肉に触れられるようにします。この時に好きな味の歯みがきペーストを指につけて行うと嫌がらず触らせてくれるようになります。

POINT:実際の歯ブラシを使った歯みがきでも歯みがきペーストは使用するので、好きな味のペーストを見つけておくことが大切です。病院でもいくつかサンプルがあるので、ご希望の方はお声がけください。

ステップ2:歯ブラシが「好き」にさせる

1.歯ブラシとごほうび1個を同じ手で握っておく。

2.歯ブラシだけ見せる。

3.手を開いてごほうびも見せて、あげる。

POINT:歯ブラシが出てくるとご褒美がもらえると、意識づけをします。

ステップ3:ごほうびを与えながらすべての歯を磨くことができる

①1カ所ずつ食べ物を食べながら磨くことができる

1.磨かないで歯に当てるだけにしましょう。一片に当てるのではなく、前歯、左右犬歯、左右奥歯といったように何カ所かに分けて当てましょう。その時に、前歯当てる→ごほうび、犬歯当てる→ごほうび、いうように1回当てるごとにごほうびをあげます

2.歯ブラシを当てられることになれたら、少しずつやさしく動かしてみましょう

POINT
・歯ブラシは当てるだけでOK
・歯ブラシを濡らしましょう(乾いていると痛みが出る場合があります)
・ごほうびは食べ物ではなくて、歯みがきペーストでもOK
・一生懸命になりすぎて、無言にならない!常にほめ続けましょう!!

注意:歯周病があると痛みが生じて嫌がる可能性があります。その場合は歯石除去等治療が必要です。

②「食べさせながら」でなくても楽しく歯を磨くことができる

歯みがきペーストのみでフード等のごほうびは無しで行います。(歯磨きペーストがごほうびになる子もいます。)常にほめながら行いましょう。

ネコちゃんの歯みがき

ステップ1:口やマズルを触られることに慣らせる歯ブラシはまだ使わない!)

そもそも口を触られるのが嫌な子も多いです。そこでまずはお口を触られるのに慣れる練習です。
歯周病や口内炎があり痛み・違和感があると触らせてくれないので、その場合は歯石除去等の治療を先行する場合があります。

1.口の周りをやさしく触る。

2.触らせてくれたら、ごほうびで普段食べているフードやちゅーる、歯みがきペーストをあげる。

3.慣れてきたら触るだけは無く、唇をめくる練習も行います。

POINT
・最初はスローペースで始めましょう。嫌がり始めたら無理をせずにやめましょう。

ステップ2:指で歯や歯肉に触られることに慣らせる歯ブラシはまだ使わない!)

歯ブラシを使用する前に、飼い主さんの指で歯や歯肉に触れられるようにします。この時に好きな味の歯みがきペーストを指につけて行うと嫌がらず触らせてくれるようになります。

POINT:実際の歯ブラシを使った歯みがきでも歯みがきペーストは使用するので、好きな味のペーストを見つけておくことが大切です。病院でもいくつかサンプルがあるので、ご希望の方はお声がけください。

ステップ3:歯ブラシを「好き」にさせる

歯ブラシを見せて、ごほうびを与えます

POINT:歯ブラシが出てくるとごほうびがもらえると、意識づけをします。

ステップ4:ごほうびを与えながらすべての歯を磨くことができる

①1カ所ずつ食べ物を食べながら磨くことができる

1.磨かないで歯に一瞬当てるだけにしましょう。一片に当てるのではなく、前歯、犬歯、奥歯といったように何カ所かに分けて当てましょう。その時に、前歯当てる→ごほうび、犬歯当てる→ごほうび、というように1回当てるごとにごほうびをあげます。

2.歯ブラシを当てられることになれたら、少しずつやさしく動かしてみましょう

POINT
・歯ブラシは当てるだけでOK
・歯ブラシを濡らしましょう(乾いていると痛みが出る場合があります)
・ごほうびは食べ物ではなくて、歯みがきペーストでもOK
・一生懸命になりすぎて、無言にならない!常にほめ続けましょう!!

注意:歯周病があると痛みが生じて嫌がる可能性があります。その場合は歯石除去等治療が必要です。

②「食べさせながら」でなくても楽しく歯を磨くことができる

歯みがきペーストのみでフード等のごほうびは無しで行います。(歯磨きペーストがごほうびになる子もいます。)常にほめながら行いましょう。

さいごに

今回は歯みがきについてまとめました。歯みがきが慣れるまでは数週間から数カ月かかりますので、気長に進めていくことが大事です。あくまで犬猫さんにとって、ごほうびがもらえたり、飼い主さんとコミュニケーションが取れる「楽しい時間」になるととても良いです。ブログでは文字が中心になってわかりにくいと思います。病院に冊子がありますのでお声がけください。
歯みがきができるようになるまで時間がかかります。あるいは、なかなか難しいこともあるかと思います。それを補うために、デンタル製品がいくつもありますので、ご相談いただけると嬉しいです。

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